昨日は幾つかの小さな用事を済ませに出かけ、そのついでに喫茶店に行って昼食をとりながら勉強してきました。持って行った本は、漢字と語彙のクイズを25ずつまとめている日本語能力試験の練習問題集です。最近はブログの投稿を書いたり、小説を読んだりしているので、この本を手にするのは本当に久しぶりでした。実は、どこまで進んだのかさえ覚えていなかったので、漢字の最後のクイズを受けることにしました。
この本は自分の学習のために買ったのに、本の中にクイズの回答を書くことはとても出来ないのです。これは何故かというと、話が自分の小学生時代になってしまうのです。アメリカの小学校は同じ教科書を何年間も使い続けているので、自分の幼い頃はよく「大切な教科書を汚すな!」と言われてきたのです。学年の最初の日に教科書を配られ、表紙の内側に名前を記入していました。新しい教科書でなければ、その前の持ち主の名前も書いてあるので、よく知っている人や頭のよさそうな人が使っていたことが分かると、この本にはいい縁があって嬉しい!という気持ちでした。しかし、学年の終わりに、先生に教科書を返すときは、先生は本に何のダメージもないことを確認してから受け取るのです。少し古びていてもいいけれど、ひどく汚れたり、ページが破れたりする場合は大きな騒ぎになってしまうのです。私の本をチェックしている先生の顔をみていると、どうしてもドキドキしてしまっていたのです。そんな少年時代を送った私は現在、練習問題に答えるときは、回答を別紙に書くことにしています。そう考えると、悲しいような、懐かしいような複雑な気持ちになります。子供は、大人の気づかないところにも大きな影響を受けている、ということですね。
話を戻しますが、久しぶりの漢字練習がうまくいったかと思ったのですが、解答用紙を見たら、やはりミスがいくつもありました。
しかし、食事の方はよかったです。店の新メニューのサーモンサラダにしてみました。サーモンも美味しく、サラダのレタスとインゲンも新鮮でした。ただ一つ残念なのは、そのドレッシングは少々甘すぎました。アメリカだと、何でも甘くなってしまうのはどうしてでしょう。今度から、ドレッシングを横に添えるように頼みましょう。
今日の投稿はいろいろな話を混ぜて書いたのですが、ま、そんな一日でした。喫茶店にカメラを持っていかなかったのですが、家に帰ってから写真をとりました。
2 件のコメント:
アメリカでは同じ教科書を使うという話は前にどこかで聞いたことがあり、資源の節約にもなるし、いいシステムだと思っていたのですが、返すときに先生がチェックするとは知りませんでした。子どもにとってはドキドキすることだったのですね。私は教科書に書き込むのが好きな子だったので、アメリカの学校じゃなくてよかったと思いました。
私は子どものときから海外のテレビドラマが好きで、テレビドラマを通じてアメリカのことをいろいろ知りましたが、やっぱり実際のアメリカ人の日常活はドラマではわからないのですね。
ところで、「新品のサーモンサラダ」という言い方が少し気になりました。「新品」には「まだ誰も使っていない」という意味がありますが、レストランでは誰かが使った(食べた)物は出さないから変な感じがしたのではないかと思います。料理に新品はあまり使わないかもしれません。今までその喫茶店にサーモンサラダがなかったのなら、私だったら「新メニューのサーモンサラダ」にすると思います。
いつもいろいろ日本語の使い方について書きますが、これは私の日本語の感覚ですから、時には違う意見の人もいると思います。とぼさんも違う考えだったら何でも言ってくださいね。
みかんさん、こんにちは!
教科書を返す時は、アメリカの長い夏休みに飛び込む前の最後の一仕事で、僕のドキドキ感がそのせいで高まっていたかもしれませんね。
日本留学の頃、小学校の二年生のクラスを見学させてもらったことがあります。子供たちが自由でのびのびしていることが印象的でした。日本語のレベルも近かったし、はっきり言って僕も二年生になりたかったです。
「新品」の説明はわかりました。そういう意味で考えると、確かに気になる文章ですね。レストランが出す料理は全て新品でなければ、困りますよね。(と考えると、いたずら好きな僕は今度外食するとき、「中古サラダはありますか」と聞いてみたくなってしまいます。)早速「新メニュー」に変えましょう。
いつもの優しいアドバイス、ありがとうございました。これからも宜しくお願いします。
コメントを投稿