2007年5月16日水曜日

経験的学習

語学もフルーツパイも人間の存在意義を高めるような貴重な文明現象である。強いて言えば、その二つの一つがなかったとしたら、世の中がはるかに暗くなってしまうのであろう。この事実は多くの人間に認められているのだが、語学とフルーツパイには何か関係があるのか、という点はまだ疑問のままである。

ところが、その可能性は充分考えられる。フルーツパイを焼く際、語彙を少し入れておけば、フルーツの酸に普遍文法が溶けられ、言葉が、このパソコンの回路を巡っている電子の如く、自由に言語から言語へと移るだろうという推測がつくのである。

スーパーのフルーツ売り場でそんなことをぼんやりと考えていたら、実験を行うことにしました。イチゴとルバーブとパイ生地をさっさと買い、家に帰りました。 パイの用意ができたら、語彙を上のパイ皮の穴から入れ、オーブンに放り込んだのです。

夕飯の後、一切れ食べてみたけれど、まだこれという効果は感じていませんが、諦めるには早いと思います。例え、単語がたったイチゴ増えるだけでも、満足できます。

ところで、この語彙吸収法は、紅茶を一緒に飲んだ方がより効果的に思えるのですが、コーヒー派の方には選択の自由があります。

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