2008年3月28日金曜日

食後の会話

  三月上旬の話です。日本人補習授業校の学年の終わりが近付き、今度の土曜日に終業式が行われます。
  何故か、チビは一年生の代表として終業式で挨拶をする、と自ら進んで約束したのです。
  はっきりいって、これはあまりチビらしくありません。自分の日本語能力に軽い劣等感を持つチビは、普段は人前で話すのが苦手ですけれど、この約束をした前に、二週間後の終業式は遠い将来のように感じたかもしれません。
  ともあれ、今は家族三人で食後の消化タイムを兼ねた挨拶練習をしています。挨拶原稿を朗読するチビは、「学習発表会」という難しい言葉で何回かつまづき、少々落胆していたところです。以下の会話は英語も交じっていたけれど、肝心なところは日本語でした。
  「あん、これはできないよ~」とチビが涙ぐむ。
  「大丈夫だよ。もう少し練習すればできるようになるよ」とママが励まそうとする。
  ところが、チビが反論するだけ。「そんなことないよ。これをやる、と言わない方がよかった。ね、もしこの挨拶をしなかったら、どうなるの?」チビは約束を破ることを考えているらしい。
  驚いたパパが「恥をかく!」と口を挟み、説得にかかる。「でもな、もう約束しただろう。今さえ辞めっちゃいけないよ。しかもママのいう通りだよ。パパも日本語を勉強していた頃、発音しにくい言葉が沢山あったけどね、練習を重ねたら、少しずつできるようになったし、君の場合も同じだよ」
  「そうなの?よかったね、パパ。でも、やっぱりハジをかくことにする。鉛筆持ってくるね」
  「え?鉛筆を?どういうこと?」
  「だって、辞めたければ、ハジという書類を書かなくちゃいけないって言ったじゃない?」
  「ハジを・・・あ、恥をかく、のことだね。それはな、恥ずかしくなる、という意味だよ。」
  「そうか。やらなくちゃいけないのか・・・」
  「そうだよ。恥っていうのは、恥ずかしく感じることって意味で、かくは、作文を書く、というカクなんじゃなくて・・・なんだろう。よく分かんないけど、汗をかく、という表現もあって、それと一緒かな。ね、ママ、恥は、汗のように毛穴から染み出るって日本人が考えているの?」
  「そ、そんな・・・ 恥って・・・。とにかく、チビは、~しない方がよかった、という文法が使えるようになったわね。上達したよ!」
  チビは「そうかな・・・」と頭をかき、パパはその動詞の奥深さを無言のままで考え続ける。
  ちなみに、パパのアヤシイ日本語解説に悪影響を受けずに、チビは練習を続け、終業式で学級代表の挨拶を大きな声ですることが出来ました。

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直した原稿

  三月上旬の話です。日本人補習授業校の学年の終わりが近付き、今度の土曜日に終業式が行われる、というある日の出来事です
  何故か、チビは一年生の代表として終業式で挨拶をする、と自ら進んで約束したのです。
  はっきりいって、これはあまりチビらしくありません。自分の日本語能力にいくらか劣等感を持つチビは、普段は人前で話すのが苦手ですけれど、この約束をした時には、二週間後の終業式は遠い未来のように感じていたかもしれません。
  ともあれ、今は家族三人で食後の消化タイムを兼ねた挨拶練習をしています。挨拶原稿を朗読するチビは、「学習発表会」という難しい言葉で何回かつまづき、少々落胆していところです。以下の会話は英語も交じっていたけれど、肝心なところは日本語でした。
  「あん、これはできないよ~」とチビが涙ぐむ。
  「大丈夫だよ。もう少し練習すればできるようになるよ」とママが励まそうとする。
  ところが、チビ反論するだけ。「そんなことないよ。これをやる、と言わない方がよかった。ね、もしこの挨拶をしなかったら、どうなるの?」チビは約束を破ることを考えているらしい。
  驚いたパパが「恥をかく!」と口を挟み、説得にかかる。「でもな、もう約束しただろう。今さら辞めちゃいけないよ。しかもママのいう通りだよ。パパも日本語を勉強していた頃、発音しにくい言葉が沢山あったけどね、練習を重ねたら、少しずつできるようになったし、君の場合も同じだよ」
  「そうなの?よかったね、パパ。でも、やっぱりハジをかくことにする。鉛筆持ってくるね」
  「え?鉛筆を?どういうこと?」
  「だって、辞めたければ、ハジという書類を書かなくちゃいけないって言ったじゃない?」
  「ハジを・・・あ、恥をかく、のことだね。それはな、恥ずかしくなる、という意味だよ。」
  「そうか。やらなくちゃいけないのか・・・」
  「そうだよ。恥っていうのは、恥ずかしく感じることって意味で、かくは、作文を書く、というカクなんじゃなくて・・・なんだろう。よく分かんないけど、汗をかく、という表現もあって、それと一緒かな。ね、ママ、恥は、汗のように毛穴から染み出るって日本人が考えているの?」
  「そ、そんな・・・ 恥って・・・。とにかく、チビは、~しない方がよかった、という文法が使えるようになったわね。上達したよ!」
  チビは「そうかな・・・」と頭をかき、パパはその動詞の奥深さを無言のままで考え続ける。
  ちなみに、パパのアヤシイ日本語解説に悪影響を受けずに、チビは練習を続け、終業式で学級代表の挨拶を大きな声ですることが出来ました。

2008年3月27日木曜日

投稿方法を変えてみました

知り合いの日本人の方が「とぼとぼ日本語」の原稿を投稿前に一度みてくれることになりました。それで、私が書いた原稿と直して頂いた原稿を一緒に載せることにしました。そうすれば、日本人の方にも、日本語を勉強中の方にも、私の日本語の間違いやその直し方がよく分かると思います。(勿論、内容が分かりやすくなることも目標の一つです。)

このようにやってみますが、それでも多分、直し方が間違っていたり、間違いに気付かなかったり、そして、もっと良い直し方もきっとあると思います。勿論、日本語についてだけでなく、内容についても、皆様からいろいろなコメントを依然としてお待ちしていますので、どうぞよろしくお願いします。

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直した原稿

知り合いの日本人の方が「とぼとぼ日本語」の原稿を投稿前に一度みてくれることになりました。それで、私が書いた原稿と直して頂いた原稿を一緒に載せることにしました。そうすれば、日本人の方にも、日本語を勉強中の方にも、私の日本語の間違いやその直し方がよく分かると思います。(勿論、内容が分かりやすくなることも目標の一つです。)

このようにやってみますが、それでも多分、直し方が間違っていたり、間違いに気付かなかったり、そして、もっと良い直し方もきっとあると思います。勿論、日本語についてだけでなく、内容についても、皆様からいろいろなコメントを今まで同様お待ちしていますので、どうぞよろしくお願いします。

2008年3月18日火曜日

朱を入れる

このブログを訪問して下さる方々に沢山の間違いを直して頂いています。そして、そのアドバイスによって、投稿の訂正を行ってきましたが、その時に必ず一抹の不安を感じてしまいます。コメントにその記録が残りますが、パッと読む方はそれに気付かず、「とぼは完璧な日本語を書いた」と誤解する恐れがあるからです。

ですから、自分の日本語の弱点を明確にする為、これから、直して頂いた日本語を朱色にします。それで、私の間違いが分かりやすくなるし、言語習得に関心のある方にも面白いかもしれません。

皆様、これからも宜しくお願い致します。

ビッグダンスへ行きませんか?

前回に続きまして、大学バスケのトーナメントを紹介させて頂きます。このトーナメントは「三月狂乱」とも呼ばれていますが、相手が多いことと、誰と組み合わせられるかな、という緊張感がすることから、「ビッグダンス」という名前も流行っています。一昨日、そのビッグダンスへの招待状は配られました。

ビッグダンスには65チームが参加しますが、招待状を得る方法は二つあります。一つは、大学連盟トーナメントで優勝することです。アメリカの大学バスケの最も高いレベルには、連盟は31ほどありますので、それぞれのトーナメントで優勝するチームは自動的にビッグダンスに入ります。残りの34チームは、コミッティーに選ばれ、同じコミッティーは65チームの強さを評価し、1から65まで位置づけます。

会社にしろ、政府にしろ、コミッティーの判断がよく問われるけれども、スポーツになりますとなおさらです。何故かと言いますと、チームを評価する方法が定まっていないからです。今年も、アリゾナ大学は招待されたのに、アリゾナ大学を二回ほど倒したアリゾナステート大学は、魔法使いに助けてもらえないシンデレラのように、寂しく家に残ることになり、「こりゃ不公平だ!」と「ワケがあるんだ!」という論争が続いています。こういう論争を聞いたり、参加したりするのは、三月狂乱の楽しみの一つだと言えます。

65チームは中途半端な数なので、64チームに絞るために、一番弱いとされる二つのチームは今夜試合をします。そして、64チームは4つのグループに分けられ、一番強いチームは1シードとなり、一番弱いのは16シードになります。シードの与え方にも論争が盛んになりますが、それにも関わらず木曜日から狂乱が開始され、多くのアメリカ人はテレビに飛び付くのです。木曜、金曜に開かれる32の試合で、64チームが32に絞られ、土曜、日曜に開かれる16の試合で「スウィートシックスティーン」と呼ばれる最後の16が決められます。

試合は正午から零時までテレビで流れ、こんな大きな数だと、驚きの結果が毎年出てきます。そして、有名大学を倒し、スウィートシックスティーンまで生き残るチビ大学は全国の関心と応援を集めます。今年の狂乱はどうなるのか、と夢中になる会社員は、欠勤することも多いけれど、出勤しても、仕事をせずに同僚とバスケの話をしたり、コンピューターで試合の様子を見たりすることがよくあります。実は、アメリカの経済はもう既に悪くなっていますが、3月バスケに夢中になる社員は、更に17億ドルほどの被害を及ぼすと思われるのです。生産性が低くなるのは事実だと思いますが、こういう数字を出す研究者はピザ配達の売り上げ向上を忘れているのではないか、と私は疑っています。

そして、来週同じようなスケジュールで16チームが「ファイナル・フォー」という4つになり、再来週の二つの試合で全国優勝するチームが決定されます。三週間に渡るこのトーナメントは、アメリカのスポーツの頂点だと、私は思っています。日本の高校野球に似ているところがあるかもしれません。

なんですって?とぼは仕事をサボりますか?いや、そういう人間ではないです。仕事がある限り仕事に集中しますが、仕事の合間にバスケのことを考えることは事実です。そのくらいなら、いいんじゃありませんか?アメリカ人ってやっぱり怠け者なのかな?

ちなみに、ビッグダンスの結果を予想することは、人気のあるギャンブルです。私はお金を賭けませんが、毎年やっています。見慣れない大学の名前が多いかと思うのですが、やってみたい方はこちらへどうぞ。3週間後に結果を発表します。

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直された投稿

前回に続きまして、大学バスケのトーナメントを紹介させて頂きます。このトーナメントは「三月狂乱」とも呼ばれていますが、相手が多いことと、誰と組み合わせられるかな、という緊張感があることから、「ビッグダンス」という名前もよく聞きます。一昨日、そのビッグダンスへの招待状配られました。

ビッグダンスには65チームが参加しますが、招待状を得る方法は二つあります。一つは、大学連盟トーナメントで優勝することです。アメリカの大学バスケの最も高いレベルには、連盟31ありますので、それぞれのトーナメントで優勝したチームは自動的にビッグダンスに入ります。残りの34チームは、コミッティーに選ばれ、そのコミッティーは65チームの強さを評価し、1から65まで位置づけます。

会社にしろ、政府にしろ、コミッティーの判断がよく問われるけれども、スポーツになりますとなおさらです。何故かと言いますと、チームを評価する方法が定まっていないからです。今年も、アリゾナ大学は招待されたのに、アリゾナ大学を二回ほど破ったアリゾナステート大学は、魔法使いに助けてもらえないシンデレラのように、寂しく家に残ることになり、「こりゃ不公平だ!」「ワケがあるんだ!」などという論争が続いています。こういう論争を聞いたり、参加したりするの、三月狂乱の楽しみの一つだと言えます。

65チームというのは中途半端な数なので、64チームに絞るために、一番弱いとされる二つのチーム今夜試合をします。そして、64チームは4つのグループに分けられ、一番強いチームは第1シードとなり、一番弱いのは16シードになります。シードの振り分け方でも論争が盛んになりますが、それにも関わらず木曜日から狂乱が開始され、多くのアメリカ人はテレビに飛び付くのです。木曜、金曜に開かれる32の試合で、64チームが32に絞られ、土曜、日曜に開かれる16の試合で「スウィートシックスティーン」と呼ばれる最後の16チームが決められます。

試合は正午から零時までテレビで流れ、こんな大きな数だと、驚きの結果が毎年出てきます。そして、有名大学を倒し、スウィートシックスティーンまで生き残るチビ大学は全国の関心と応援を集めます。今年の狂乱はどうなるのか、と夢中になる会社員は、欠勤することも多いけれど、出勤しても、仕事をせずに同僚とバスケの話をしたり、コンピューターで試合の様子を見たりすることがよくあります。実は、アメリカの経済はもう既に悪くなっていますが、3月バスケに夢中になる社員は、更に17億ドルほどの被害を及ぼすと思われるのです。生産性が低くなるのは事実だと思いますが、こういう数字を出す研究者はピザ配達の売り上げ向上を忘れているのではないか、と私は疑っています。

そして、来週同じようなスケジュールで16チームが「ファイナル・フォー」という4つになり、再来週の二つの試合で全国優勝するチームが決定されます。三週間に渡るこのトーナメントは、アメリカのスポーツの頂点だと、私は思っています。日本の高校野球に似ているところがあるかもしれません。

なんですって?とぼは仕事をサボりますか?いや、そういう人間ではないです。仕事がある限り仕事に集中しますが、仕事の合間にバスケのことを考えることは事実です。そのくらいなら、いいんじゃありませんか?アメリカ人ってやっぱり怠け者なのかな?

ちなみに、ビッグダンスの結果を予想することは、人気のあるギャンブルです。私はお金を賭けませんが、毎年やっています。見慣れない大学の名前が多いかと思うのですが、やってみたい方はこちらへどうぞ。3週間後に結果を発表します。

2008年3月13日木曜日

三月狂乱

桜は日本の春を象徴しますが、アメリカの春は、やはりバスケットボール。三月は、大学連盟のトーナメントも全国優勝トーナメントもあり、バスケのファンは三月中、わくわくしています。

アメリカを代表するスポーツとして、アメフトも野球もありますが、やはり大学バスケットボールがアメリカのスポーツ世界のベストだと私は思います。何故かといいますと、理由はいくつもあります。

1.プレーの流れがはやいので、観客退屈することはまずない。
2.選手が上手く協力し、点を入れる様子には詩的な美しさがあると言っても過言ではない
3.チームは五人なので、選手の個性がはっきりと伝わってくる。
4.簡単なゲームなのに、色々な戦略があり、各チームに独特なスタイルがある。
5.優勝するのに努力と技術と運動能力は等しく必要なので、スポーツとしてバランスが取れている。
6.大学レベルだと、選手は給料を狙っていないので、プロスポーツよりピュアな感じがする。

「三月狂乱」は英語の "March Madness" の直訳ですが、それは大学バスケの全国優勝トーナメントの俗名です。次回はそのトーナメントの仕組みとその社会的且つ経済的な影響について述べましょう。

2008年3月10日月曜日

桜に雪

我が家の庭に桜の木は三本あります。夏に引っ越してきたので、最初は気づいていなかったけれど、あ、これは桜なんじゃない?と分かった時、その三本の桜は良い兆しのように思えました。

と言っても、家の桜は運があまりよくないようです。この地域では、二月と三月は気温の上下が激しく、「桜ちゃん、そろそろ咲いてもいいよ~♪」と誘ってくる春らしい日は、あっという間に「桜のやつ、凍らしてやるぞ」と意地悪な冬将軍に逆戻りしてしまうのです。それで、去年も一昨年も、桜は霜にやられてしまい、花を殆ど咲かせませんでした。

今年もそうなりそうでしたので、雪が降ってくる前に写真を撮っておきました。日本で桜の花を見たことのない私ですから、我が家の桜を大切にしたいものです。

2008年3月5日水曜日

こっそり文章

私の職業には一年間のリズムがあり、年の前半は割と時間の余裕ができます。そして、今年は更にスケジュールを空けて、仕事の合間に日本語で文章を書いています。

なぜならば、ブログというジャンルに合わなさそうな内容を書き留めたいからです。例えば、このブログでもそうですが、私はよく「どうして日本語に興味を持ったんですか」というようなことを聞かれます。この単純な質問に答えるのは容易ではなく、聞かれる度に、「ふむ、どうしてだったっけ?」と自問してしまいます。勿論、理由はこれとこれだ、と簡単にまとめることは出来なくはないけれど、結局のところ、「どうして20年間勉強してきたの?」という問いは、「あなたの性格を説明してちょうだい」ということになります。

この話題は、とぼとぼ日本語のテーマに一致していますが、規模はちょっと合わないような気がします。ブログは気軽に書けるような、日常的な生活の断片をネタにすることが普通ですが、これから書きたいのは、もっと長くて、統一したテーマに焦点を合わせた文章です。(といっても、ブログにはブログなりの面白みがあり、とぼとぼ日本語を止めるつもりはありません。)

自分のいいところなのか、悪いところなのか、よく解りませんが、私は一旦活動を始めれば、とことんやっちまえ!という気持ちになってしまいます。そして、この文章の場合も、やるんだったら、ちゃんとした文章を書こうという熱意が湧いてきました。それで飛び込みがちな私は、本を書くことを考え付きました。


私の日本語の失敗に気づいている読者様は苦笑するのでしょう。それは当然だと思います。しかし、完璧にできないから、と言ってこの原稿を今の内に書かないのなら、一生やらないことになるのでしょう。私の職業にもリズムがありますが、人生もそうではないでしょうか。その後半に入ろうとしている私には、ゆっくりする余裕はありません。(そんな自分は、「背後から聞こえる音は、迫って来る、時のチャリオット」と詠ったAndrew Marvellの気持ちが解ってきたかもしれません。)

とにかく、思い切って書いています。文章作成に時間をかけていると、とても豊かな気分になります。一つの文に二、三時間をかけることもあります。作成の最中は髪の毛をむしりたくなりますが、とうとう納得できる文が出来上がると、なんとも言えない満足感を味わえます。

念のために言っておきますが、私は自分の人生が素晴らしいものだと思い込んでいません。却って、私はごく平凡な毎日を送っています。しかし、「アメリカで日本語を」という立場には、なんらかの面白みがあるかもしれません。人性と立場の区別は微妙なものですが、この本の質の決め手の一つだと思います。

本の暫定題名は、「日本語アドベンチャー」です。出版社は興味を示すかどうかは分かりませんが、集中的に書いている時の充実感だけでも、書いてみても損はないと思います。第一章と第二章にはまだ訂正が必要だと思いますが、第三章を書き始めたところです。

2008年3月2日日曜日

とぼだけではありませんよ

この間、「日本語で書く外国人」というブログで、とぼとぼ日本語のことを紹介して頂きました。「日本語で書く外国人」を管理するosawaさんという方は、外国人による日本語ブログのリンクを沢山集めています。更新情報も出ていますので、各ブロクの最新投稿が表示されて、とても便利です。

興味のある方は、是非ご覧になってみてくだっさい。

とぼの通信簿(その二)

この間の検定試験結果報告はくどくなりましたが、今回はその続きをもっと簡潔に述べさせて頂きましょう。

まだ信じられないけれど、漢検の準二級に何とか合格しました。三級の時に比べ、そんなに勉強してこなかったし、部首の質問の形式が練習してきたのと違っていたし、受けた時は「こりゃ不合格だなぁ」と思ってしまいした。


そして、結果通知の入った封筒を渡して下さった方は、不思議な笑顔を浮かべていました。それは、「残念だったねぇ、君」といわんばかりの表情か、と思ったら、なんと、たった1%の余裕でセーフでした。勿論嬉しかったが、合格したというより、不合格を何とか避けた、と言った方が正直でしょう。合格証書に、「ぎりぎり」と書き添えようかな、と思っています。


「今度は二級に挑戦してみませんか?」と誘って頂きましたが、二級の内容はうんと難しくなるし、合格基準は、70%から80%に上がるし、合格する見込みは全くありません。後半年でも勉強してから、二級のことを考えてみることにしました。