今日はその旅程に従い、初日のアッシュビル市(ノースカロライナ州)について発表します。人口が7万人程度の大きくない町ですが、ノースカロライナ州の西部の山に囲まれ、自然の豊富な所です。ジョージ・ヴァンダービルトという財産家がこの辺りの綺麗な眺めに惹かれ、Biltmore Estateという巨大な邸宅を建てました。現在そのお屋敷が大きな観光スポットになっています。私も見に行ったことがありますが、その時は隣接しているアッシュビル市に行きませんでした。
ところが、今回は街をよく歩き回り、ビルトモアの方より、街の方が面白いと思いました。アメリカの中小都市は、住民はダウンタウンから郊外へ逃げ、市内ががらんとしているケースが多いです。買い物したければ、どこにでもあるような店が並ぶショッピングモールに行くしかなく、その都市の個性を感じさせるところがありません。
しかし、アッシュビル市は違って、ダウンタウンが昔のままで栄えています。ユニークな店やレストランがいっぱいあります。お昼頃に到着したので早速レストランを探し出しました。いろんな店を見物してみたけれど、Bistro 1896というところにしました。メニューは美味しそうだったし、お客さんが多かったので、きっと美味しいのだろう、と思いました。
いい天気だったので、外のテーブルにしました。気持ちよかったけれど、道路工事が行われている為、ちょっとうるさくて、ふいてくる風は少しほこりっぽかったです。
でも、食事の方はよかった。私は、クミンの海老サラダ、家内は、揚げたシーフードのシーザーサラダ、娘はお子様のチキンとフライポテトにしました。家内の注文したサラダは特に美味しかったです。
食事が済み、市内を歩きまわり、色々な店を覗きました。「今夜はどこで寝るの?」としつこく心配していた娘に促されて、3時にベッドアンドブレックファースト(B&B)に行きました。Sweet Biscuit Innという可愛い名前で、百年前に建てられた家でした。その日は私達しか泊まっていなかったので、よくリラックスできました。このB&Bをやっている夫婦はほんとに、やさしくて、明るい人だったので、「友達の家」という気持ちがすぐに湧いてきました。
休んでから、又市内に行き、まだ見ていないところを歩きながら、夕飯のレストランを探しました。家内はTiramisuという言葉にひかれて、Grove Arcadeという立派な建物にあるイタリア料理屋にしました。こういう店は大抵食べきれない量を出しているので、アントレではなく、アペタイザー とデザートを注文しました。やはり、そうしてよかったです。私のムール貝は山盛りになっていて、娘のチーズピザも小さくなかったです。家内はマンゴ・ガズパッチョ(妙に辛かった)とほうれん草サラダにしました。デザートには、私はベーリーパイ、娘はチーズケーキ、家内は目指していたティラミスにしました。
翌朝、B&Bが出す朝食を頂きました。手作りのブルーベリー・スコーンが特においしかったです。その後、B&Bの夫婦は前庭におもちゃのカメ、蛇、カエルを沢山隠し、娘に探させて楽しませてくれました。娘はこのゲームが大変気に入ったらしく、その後自分でおもちゃを隠し、大人たちを何度も探させました。