毎年、二月になると、私のオフィスに蟻が現れるようになります。この地域に紅火蟻（アカヒアリ）という実に危険な種類も最近侵入してきていますが、オフィスにやってくるのは、ごく普通の小さくて茶色い蟻です。このチビ外来者は人間を刺さないけれど、いろいろなところで這い回り、人の邪魔をしょっちゅうしています。今年の冬は暖かい方で、蟻の襲撃は例年の何倍か、という凄まじい規模まで拡大しています。拡大しているといっても、それはいっぺんで大量で出てくるのではなく、一匹ずつ次から次へ、とどこかから現れるのです。言わば、ビルの地下に蟻の無尽蔵があるような感じです。私は虫と接触することが特に嫌だと思わないが、机上や電話やキーボードを這う蟻どもを眺めていると、「君たち、これはちょっとやりすぎじゃないか？」と思わずにいられなくなります。実際に声をかけてみたりしていますが、彼らは一切返事してくれません。
蟻の侵入でこれという不自由はないけれども、誰かと会話していて、蟻が自分の手を歩いていることに気づくと、どうすればいいのかがよく解りません。こういう場合は、「あ、また蟻ですねぇ」と微笑みながらそっと払い落としても礼儀違反なのでしょうか。それとも、どこまで這っても、蟻の存在を認めないのが正解かもしれないが、蟻は顔の辺りに近付いてくれば、この無視ポリシーを貫くのは難しそうです。
蟻に関する行儀はどうであれ、私のマグカップを立ち入り禁止ゾーンにしたいですね。
2 件のコメント:
とぼさん、お久しぶりです。お元気そうで何よりです。試験を受けたり読書したりと、充実した日々だったようですね。
アリは厄介ですよね。外で地面をはっている分には別にいいのですが、家の中に入って来られるのは、ちょっと…。私は虫嫌いなので、たとえ無害でもアリと共存できそうもありません。アカヒアリについて調べてみましたが、かなり危険なアリのようですね。気を付けてくださいね。
ところで、試験に合格したら、ブログで知らせてくださいね。いい知らせを待っています。
みかんさん、お久しぶりですね。いつもの応援をありがとうございます！
このオフィスのアリ共存期間は毎年二月だけなので、我慢できますが、一年中だったら、僕も不快に思いますよ。
アカヒアリは、南米起源のアリだけれど、温暖化のせいか、毎年少しずつ北の方へ来ています。（ちなみに、コヨーテやアルマジロも同様に進入してきています。）アカヒアリは僕の町で発見された、というニュースをテレビで見たけれど、まだ少ないらしく、私は実物をここで見たことがありません。でも、南に隣接している州にいくと、その巣をよく見かけます。踏んでしまえば、無数のアリがわいてくるらしいけれど、その巣は大きくて見分けやすいので、気をつければ大丈夫です。
でも、みかんさんの気持ちを考えて、アリの話をやめた方がいいですね。
試験の結果ですけれど、恥ずかしがりやの僕は発表すべきかどうか、少々迷っていたけれど、今度の更新の際に報告します。
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