2007年6月29日金曜日

6月上旬の旅行記

かなり遅れていますが、この間の旅先を紹介させていただきたいと思います。二泊三日の短い旅だったけれど、行ったことのない町を訪れることはとても面白かったです。

今日はその旅程に従い、初日のアッシュビル市(ノースカロライナ州)について発表します。人口が7万人程度の大きくない町ですが、ノースカロライナ州の西部の山に囲まれ、自然の豊富な所です。ジョージ・ヴァンダービルトという財産家がこの辺りの綺麗な眺めに惹かれ、Biltmore Estateという巨大な邸宅を建てました。現在そのお屋敷が大きな観光スポットになっています。私も見に行ったことがありますが、その時は隣接しているアッシュビル市に行きませんでした。

ところが、今回は街をよく歩き回り、ビルトモアの方より、街の方が面白いと思いました。アメリカの中小都市は、住民はダウンタウンから郊外へ逃げ、市内ががらんとしているケースが多いです。買い物したければ、どこにでもあるような店が並ぶショッピングモールに行くしかなく、その都市の個性を感じさせるところがありません。

しかし、アッシュビル市は違って、ダウンタウンが昔のままで栄えています。ユニークな店やレストランがいっぱいあります。お昼頃に到着したので早速レストランを探し出しました。いろんな店を見物してみたけれど、Bistro 1896というところにしました。メニューは美味しそうだったし、お客さんが多かったので、きっと美味しいのだろう、と思いました。


いい天気だったので、外のテーブルにしました。気持ちよかったけれど、道路工事が行われている為、ちょっとうるさくて、ふいてくる風は少しほこりっぽかったです。

でも、食事の方はよかった。私は、クミンの海老サラダ、家内は、揚げたシーフードのシーザーサラダ、娘はお子様のチキンとフライポテトにしました。家内の注文したサラダは特に美味しかったです。

食事が済み、市内を歩きまわり、色々な店を覗きました。「今夜はどこで寝るの?」としつこく心配していた娘に促されて、3時にベッドアンドブレックファースト(B&B)に行きました。Sweet Biscuit Innという可愛い名前で、百年前に建てられた家でした。その日は私達しか泊まっていなかったので、よくリラックスできました。このB&Bをやっている夫婦はほんとに、やさしくて、明るい人だったので、「友達の家」という気持ちがすぐに湧いてきました。

休んでから、又市内に行き、まだ見ていないところを歩きながら、夕飯のレストランを探しました。家内はTiramisuという言葉にひかれて、Grove Arcadeという立派な建物にあるイタリア料理屋にしました。こういう店は大抵食べきれない量を出しているので、アントレではなく、アペタイザー とデザートを注文しました。やはり、そうしてよかったです。私のムール貝は山盛りになっていて、娘のチーズピザも小さくなかったです。家内はマンゴ・ガズパッチョ(妙に辛かった)とほうれん草サラダにしました。デザートには、私はベーリーパイ、娘はチーズケーキ、家内は目指していたティラミスにしました。




翌朝、B&Bが出す朝食を頂きました。手作りのブルーベリー・スコーンが特においしかったです。その後、B&Bの夫婦は前庭におもちゃのカメ、蛇、カエルを沢山隠し、娘に探させて楽しませてくれました。娘はこのゲームが大変気に入ったらしく、その後自分でおもちゃを隠し、大人たちを何度も探させました。

その後、サウスカロライナ州のグリーンビル市へ行きましたが、その話は次回にとっておきましょう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

とぼさん、こんにちは。旅行記、おもしろかったです。「百聞は一見にしかず」ということわざが日本にありますが、写真があるとよくわかります。それに、日本人のアメリカ旅行記は珍しくありませんが、アメリカ人のアメリカ旅行記(国内旅行ですね)が日本語で読めるなんてあまりないし、新鮮です。

アッシュビルは歴史のある町なのですね。歴史があるから、町に個性があるのでしょう。自然が豊かで歴史があって食事もおいしいなんて、いいところですね。日本ではそれほど有名ではありませんが、アメリカでは有名な観光地なんですか。

100年前に建てられたB&Bもすてきです。名前も建物もかわいいし、娘さんのためにゲームをしてくれるなんて、いい方たちですね。

今回の文章は、私が読んでいて、少し気になるところはいくつかありますが、とても気になるところはありませんでした。

「エステート」は、新語辞典などには載ってるかもしれませんが、まだ一般的な言葉ではないと思います。使うとしても不動産会社の社名などが多いでしょう。でも、他に適当な言葉も思いつかなくて困っています。

「同じ店が揃ったショッピングモール」は、私だったら、例えば、「どこにでもあるような店ばかりのショッピングモール」とか「どこにでもあるような店が並ぶショッピングモール」などと書くと思います。「揃う」だと「必要な物が全部ある」という感じです。うまく言えませんが。

「客さん」は「お客さん」です。「医者-お医者さん」と同じですね。

グリーンビルの話も楽しみにしています。

とぼ さんのコメント...

みかんさん、こんにちは。旅行記を読んでくださってありがとうございます。

写真のことですが、英語にも、"A picture is worth a thousand words" という慣用句があります。やはり、言葉だけだと、町の雰囲気を伝えるのは(僕にとって)難しいことでしょう。

アッシュビルという町はそんなに有名ではありませんが、観光客がかなり遠くからBiltmore Estateを見に行くと思います。一日かけても全部見れない程大きな邸宅です。

B&Bのことですが、今の経営者が8年前に買った時以前は13件のアパートに分割されていたので、改修作業は大変だったと思います。そういう古い家が元のきれいな状態に戻れることはとても嬉しいですね。

いつもの優しいアドバイス、ありがとうございます。エステートの代わりに、「お屋敷」といったらいかがでしょうかね。

アメリカのどこに行っても似ているショッピングモールを説明する文はちょっとおかしいような気がしました。みかんさんのアドバイスによって書き直しますね。

この返事が遅れていて、すみませんでした。もしよければ、今度も是非アドバイスを下さい。(^^)